国産トリュフの栽培化に向けた研究
 トリュフといえば世界三大珍味の一つで、日本では全て海外産の輸入品で賄っています。
 しかし日本国内には20種を超えるトリュフが自生し、中には海外産に似た香りをもつ種も存在します。
 そこで国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所は、大学や公設機関と協力して、国産トリュフの栽培体系を構築する技術開発を進めています。
 これまで、国産トリュフの新種の記載、香り物質の特定、栽培に適した条件などを明らかにし、苗畑での実証試験を開始しました。栽培技術が確立すれば、中山間地域を中心に新たな産業の創出が期待できます。